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[ブリテン島が彼女に託した、愉快で壮大な魔法の世界]

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[ブリテン島が彼女に託した、愉快で壮大な魔法の世界]

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J.K.ローリング(1965~)
イギリスのテレビシリーズ『空飛ぶモンティ・パイソン』を皮切りに、テリー・ギリアムは独特の構成と映像は世界中のファンを獲得した。始まりの地であるイギリスには大勢のファンがいるが、ファンタジー傑作小説『ハリー・ポッター』を描いた作者、J.K.ローリングもその1人である。彼女がテリーから直接影響を受けた訳ではなさそうだが、確かに『ハリー・ポッター』の煤けたようなファンタジーの世界はどことなくテリー・ギリアムの幻想的な映像美を感じなくもない。もっとも、ファンタジーという芸術の発祥と発展そのものがブリテン島周辺にあるとするのなら、彼女が影響を受けたのはイギリスの大地、民族、伝統そのものだと言えよう。
J.K.ローリング
1965年、イギリスのソドベリーに生まれる。本名は1971年、6歳、約200年の伝統を誇る聖ミッチェル小学校へ入学。当時の校長の名はアルフレッド・ダン。彼はホグワーツ魔法学校校長の「アルブス・ダンブルドア」のモデルである。この他にも古い歴史の染み入る同小学校には、ハリー・ポッターの世界の様々なエッセンスが詰められていたらしい。1987年、22歳、大学を卒業すると秘書として働き始める。本格的な『ハリー・ポッター』構想がまとまり始めたのはこの時期から。1991年、26歳、英語教師としてポルトガルへ移住し、1992年、27歳にて記者ジョージと結婚。翌年1993年、27歳にて娘が生まれるも、夫との関係が悪化。逃げるようにしてイギリスへ戻るとすぐに離婚を済ませたものの、小さな娘とそれほど裕福ではない自分の身の上を考え、うつ病になる。自殺も考えたという彼女であるが何とか発奮し、生活保護を受けながらカフェに通い詰め、これまで温めてきた子供向けのファンタジー小説『ハリー・ポッターと賢者の石』の執筆を始める。1995年、30歳、同作品が完成し、ブルームズベリー出版社にて採用、出版が決定する。鮮やかな登場人物、愉快な描写、壮大な魔法世界――この傑作物語はまたたく間に人気を博し、1997年、32歳、ベストセラーへ成長を遂げる。翻訳本も登場し世界各国で読まれるようになるとシリーズとしての出版も決まり、以後、シリーズを通して例外なくベストセラーとして幅広い世代、人種に支持される事となった。2001年、36歳の頃にはシリーズの映画化も決定し、こちらも大成功を収めている。映画シリーズのグランドフィナーレとなる『死の秘宝』は、前編が今年11月、後編が来年7月に公開される予定。

現在、全シリーズを合わせると約4億冊の『ハリー・ポッター』が世界中に散らばっている。翻訳された言語は90ヶ国以上。年収は150億円以上と推定されている。見事なシンデレラストーリーと言えよう。

ちなみにハリー・ポッターという名前であるが、これを思いついたのは1990年、25歳、マンチェスターからロンドンへ向かう列車内であった。4時間の旅の中でジョアンはうたた寝をしたのだが、その際、夢の中でハリー・ポッターと名乗る男の子と出会ったのだと言う。ビートルズのジョン・レノンも名曲『イマジン』を夢の中で作曲したとの事である。ブリテン島には、何かこうした幻想的な力があるのだろうか?

外部リンク

ムービーデータベース(IMDb、英語)
J.K.
Rowling (Wikipedia、英語)


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