ANAは2010年7月1日より、国際線の新しい搭乗スタイル『CLICKcheck‐in(クリックチェックイン)』サービスを開始することを発表した。
同サービスは、ANAホームページからだけでなく、ANA予約センターや旅行会社などでeチケットを予約、購入した同社国際線の利用者が、出発時刻の24時間前から75分前までに空港外にて、パソコンや携帯電話にてチェックイン、空港では直接保安検査場に進むことができるというもの。
まず7月1日より、ANA便が搭乗の第1区間となる利用者には、他社への乗り継ぎ便含めたチェックインが可能となる。また、ANA国際線にて海外空港を出発し、日本到着後にANA国内線に乗り継ぎの場合、ANA国際線・国内線両区間のチェックインを海外空港を出発する前に完了できる。さらに、このサービスを本格導入する10月21日からは、ANA国内路線からANA国際線に乗り継ぐ場合、ANA国内線・ANA国際線両区間のチェックインを国内空港出発前に完了できる。
同サービス開始により、従来の空港外サービス(「スマートeチェックイン」)と比較し、対象となる利用者が拡大し、空港での搭乗券引取りが不要になる。また、引き続きのサービスとして、メール情報提供サービス「メールインフォ」もあわせて利用すると、フライト案内メールなど便利な情報を受信することもできる。
企業努力により、ある意味「日本のフラッグキャリア」といえるANAだが、金融不安によるビジネス客の現象は頭の痛いところ。空港での待ち時間を減らすこのサービスは、効果あるものになればより空港はビジネスチャンスの場となるだろう。
ANAリリース