昼光色から電球色、明るさまで自由自在
三菱電機株式会社は、LED照明器具
「erise(イライズ)」シリーズの店舗・オフィス用新製品として、照明器具単体で明るさと光色を任意に変化できる
色温度可変タイプを2010年6月21日に発売することを発表した。
LED(発光ダイオード)を使用した照明器具は、蛍光灯や白熱灯に比べるとフィラメントが不要な分衝撃に強く、寿命が長い。消費電力も抑えられ、街中ではイルミネーションとして利用されていることも多く、同時にCO2を削減できるエコな照明である。
白熱灯のような発熱もせず、明るさも蛍光灯に劣らない。その一方で光色には白熱灯のような
温かみがなく、食べ物(鮮魚など)を扱う店舗では敬遠されがちだった。
そこで今回、三菱電機は光色を
昼光色(蛍光灯)から
電球色(白熱灯)まで自由に調整できるものを開発した。同時に明るさも5%~100%まで変更が可能で、時間帯や用途によって自由に変更できるようになっている。また、直視するとかなり眩しいLEDの弱点を補うために、カバー部分にも工夫を施した。
今は業務用の製品でしか融通が効かないLED照明だが、一般家庭で好きな色味や明るさを選ぶことができるようになる日もそう遠くないだろう。
三菱電機株式会社