手のひらを美術館に～iPhone向けアプリ「iMuseumオルセー美術館」

大日本印刷株式会社（以下、DNP）と、株式会社DNPアートコミュニケーションズ、ソフトウェア開発のウタゴエ株式会社は、2010年6月12日からiPhone向けアプリケーション「iMuseumオルセー美術館」の販売を開始した。

同アプリケーションに収録された作品は、RMN（フランス国立美術館連合）がオルセー美術館の承認を得て撮影した最新の高品質画像を基にしており、オリジナル作品の色彩や質感を忠実に再現した最高水準のものとなっている。

iPhoneユーザーは、米国アップル社が運営するAppStoreにアクセスしてダウンロードすることで、このiPhone向けアプリケーション「iMuseumオルセー美術館」を購入することができる。価格は、350円、対象言語は、日本語、英語となっている。

DNPアートコミュニケーションズは、DNPの100％子会社で美術関連コンテンツビジネスを担当する企業。ルーヴル美術館やオルセー美術館、イギリスの大英博物館、アメリカのボストン美術館、日本の東京国立博物館などが所蔵する、国内外の文化資産の画像貸出や権利処理業務、コンサルティングなどの事業を行っている。また、ウタゴエは、映像配信ソフトの開発や携帯端末向けコンテンツの開発を行うソフトウェア開発会社。

モバイル機器への配信技術の急速な進歩により、これまでとは異なる需要も掘り起こされつつあるが、電子書籍と並んで、絵画などの美術品を鮮明な画像で閲覧したいという要望も多いと見られている。手軽さと同時に、その芸術の質を落とさないでユーザーに提供することのできる努力が望まれる。



株式会社ＤＮＰアートコミュニケーションズ
リリース
詳細ページ