W杯公式球ジャブラニを制するゴールキーパーがワールドカップを制する

イングランド代表のキーパー・グリーンがシュートをこぼしてゴールを奪われるなど予測不能な軌道を作るアディダス社のＷ杯公式球「ジャブラニ」が相変わらず論議を呼んでいる。



この変幻自在のボール弾道を利用してミドルシュート、ロングシュートを放つチームが増えそうだ。キーパーにとって難しい環境となった今回のワールドカップにおいて優秀な正ゴールキーパーを持つチームこそが優勝に近いのかもしれない。


世界のゴールキーパーの中で五本の指に入るであろうジャン・ルイジ・ブッフォン（イタリア代表）、イケル・カシージャス（スペイン代表）、ジュリオ・セーザル（ブラジル代表）にとってはまさに腕の見せ所であろう。高い能力を持ったGKを抱えるイタリア、スペイン、ブラジルの三チームが優勝候補の筆頭と言えそうだ。活躍度如何によっては高いセービング技術を持つ彼らが大会MVPに選出される可能性もあるだろう。他にもイドリス・カメニ（カメルーン代表）、サミール・ハンダノビッチ（スロベニア代表）、フスト・ビジャール（パラグアイ代表）なども好タレントと言えそうだ。逆に有力チームの中でもイングランド代表、アルゼンチン代表、ポルトガル代表、オランダ代表、フランス代表、ドイツ代表などは経験・技術・コンディションなどの面で守護神に不安を抱えていると言えるだろう。



短期決戦のコンペティションではひとつのミスも許されない。スーパーゴールキーパーたちのいかなるファインセーブが見られるかおおいに楽しみである。



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