チューリッヒ保険会社(以下、チューリッヒ)は、2010年8月2日から、NTTドコモが提供する情報配信サービス『iコンシェル』と『オートGPS』機能を活用し、交通事故の抑止を図るための交通安全情報をリアルタイムに配信するサービスを開始している。
今回の『オートGPS』機能を活用した『iコンシェル』のサービスは、損害保険業界初。
同サービスは、『iコンシェル』内のチューリッヒ保険に登録したユーザーが、交通事故多発エリアに近づくと『オートGPS』機能により携帯電話の待受画面に自動的にアラートを発信し、交通安全のためのアドバイスを知らせてくれるというもの。
アラートの基準となる交通事故多発エリアは、チューリッヒの自動車保険データより、過去の交通事故情報に基いて抽出されたもの。
同サービスは、主に歩行者の方を対象としており、『iコンシェル』契約者であれば誰でも無料で登録可能となっている。
交通事故には、対物・対人といったケースがあり、歩行者の立場で事故多発地点を意識することは結構少ないように感じる。自動車の運転者と歩行者の視点は決して共有されているわけではなく、危険を感知するためのアンテナは鈍らせないように心掛けるべきであろう。
チューリッヒ保険会社リリース