国産旅客機YS-11の元技術者が主宰している有限会社バイク技術研究所は、走りと乗り心地をコンセプトに開発した折りたたみ自転車『YS-33スポーツ』および、電動アシスト仕様の『YS-33ハイブリッド』を、2010年5月中旬に発売する。
小径でも走りは本格派
『YS-33スポーツ』は、18インチのタイヤが装備された小型の折りたたみ自転車だ。クラス最大のホイールベースや、ペダルの高効率ポジション設計、さらにシマノ製カプレオ9段変速機との組み合わせにより、高速走行向けの「ハイスピード・ギヤレシオ」に設定されている。
前輪と後輪にはサスペンションが装備されており、快適な乗り心地を実現している。また、ハンドル高も調整可能となっており、最適な乗車ポジションを得ることができる。
『YS-33ハイブリッド』は、『YS-33スポーツ』をベースに電動アシスト機能を付加したモデルだ。走行安定性と乗り心地はそのままに、より快適なモデルに仕上げられている。7段変速ギアも装備されており、特に登坂路において効果を発揮する。
両モデルとも手作りのアルミフレームが採用されており、折りたたみ時のサイズはL860mm×H690mm×W350mmとなっている。重量は『YS-33スポーツ』が11.9kgで、『YS-33ハイブリッド』が16.4kgだ。価格は『YS-33スポーツ』が102,900円で、『YS-33ハイブリッド』が144,900円(いずれも税込)となっている。
Editor's eyes
小径18インチのタイヤは軽快な走りを予感させる。それでいて1045mmというロングホイールベースが確保されているために、直進安定性も良さそうだ。どちらのモデルも簡単に折りたためる構造になっており、使わない時には部屋に持ちこんで保管することも可能だろう。
有限会社バイク技術研究所YS-33スポーツYS-33ハイブリッド