
全国には約164万人の視覚障害者がいて、失明者は約19万人といわれている。
社団法人 視覚障害者自立支援協会が普及を推進している
『オーデコ(Aux Deco)』」は、不足する盲導犬に代わり、視覚障害者の自立を助けるという最先端の歩行補助具である。
『オーデコ(Aux Deco)』は、東京大学と株式会社アイプラスプラスにより、共同開発された製品だ。
“額”で見る『オーデコ(Aux Deco)』
そもそも人間の額には、物を認識する感覚(触覚)があるらしい。『オーデコ(Aux Deco)』のヘッドバンドに内蔵された小さなカメラが、視覚障害者の目の前の視界を取り込み、取り込まれた画像は、電気刺激により「触覚情報」に変換される。
その「触覚情報」を理解できるようになるには、視覚障害者にもある程度のトレーニングが必要なようだが、訓練次第で1人で歩けるようになり、ドアの位置やエレベーターの開閉が分かるなど、生活の質が大きく改善された例が報告されている。
社団法人 視覚障害者自立支援協会の活動
『オーデコ(Aux Deco)』の普及は、視覚障害者自立支援協会が最優先で取り組んでいる課題であり、1人でも多くの視覚障害者が社会復帰し、自立できるようにと活動を進めている。
視力を失った人の絶望と、暗闇の世界で生きてゆく不自由さは想像を絶するものがある。この製品をテレビで初めてみた時、「世の中はこんなに進歩している!」とうれしくなった。
北九州市と福岡市で、
『オーデコ(Aux Deco)』の体験会と購入助成金の説明会を実施しているので、多くの方に参加してもらいたい。今後は、各地で体験会を行う予定だそうである。
社団法人 視覚障害者自立支援協会株式会社アイプラスプラス詳細ページ