
和歌山県太地町で古くから行われているイルカ漁を題材にした映画「ザ・コーブ(the cove)」がアカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞した。同作は受賞前から「隠し撮りによって制作された」「現在の漁法を正しく描いていない」などの批判を受けていたが、アカデミー賞受賞により今夏の公開時には多くの観客を集めると見られる。
古くからのクジラの町
映画の是非については公開を待つしかないが、日本における捕鯨発祥の地として知られる太地町とはどんな所なのか、実際に行ってみるのはいかがだろうか。
和歌山県の南東、熊野那智大社で知られる那智勝浦町のそばに位置する太地町には、世界一のスケールを誇る「くじらの博物館」があり、昨年夏には「くじら浜海水浴場」にてクジラの仲間と遊べるイベントも開催されるなど、クジラ、イルカには深い関わりを持っており、普段知ることのできないクジラ、イルカ達を知ることも可能である。
今年はクジラと古くから付き合う町、太地町にさらなる注目が集まりそうだ。

太地町ホームページ