ヴィスコ・テクノロジーズ株式会社は、超小型の画像処理検査装置、『VTV-9000 mini』を、2010年4月1日から発売する。
コンパクトボディに4chカメラ接続が可能
『VTV-9000 mini』は、同社の「VTV-9000 N」と比較し、約3分の1の大きさしかない、超小型の画像処理検査装置だ。筐体のサイズは、W250mm×D175mm×H80mmとなっており、これまで設置場所の問題で画像検査機を導入できなかった現場でも使えるようになるという。
小型筐体ながらも4chのカメラ入力が可能で、500万画素レベルのカメラ4台を接続しても問題なく処理できる能力を持っている。また、インターフェースには、世界標準の「COM Express」が採用されており、最新のCPUボードも使用可能だ。
OSにはWindowsXP Embeddedが採用されている。同OSの拡張書込フィルタにより、CFカードにデータが書き込まれることがないため安全性も高い。また、本製品ではオリジナルの筐体が採用されており、高い汎用性を保持しつつも、ポートを前面に集中させるなど、使いやすさにもこだわったデザインとなっている。
製品にはカメラ2ch接続と4ch接続の2タイプがあり、それぞれにHDD(160GB)とSSD(16GB)が選択できる。なお、2chモデルではオプションでカメラの追加(最大4ch)が可能となっている。
Editor's eyes
機器の設置面積が「見えない製造コスト」として存在する以上、コンパクトであることの意味は大きい。縦・横置き方を問わない『VTV-9000 mini』なら、設置場所をより有効に活用できるだろう。
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