富士フイルム株式会社は、3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1」で撮影した映像(静止画/動画)を3Dテレビに出力し、大画面での鑑賞を可能にするHDプレーヤー『HDP-L1』を、2010年4月27日から発売する。
自作3D映像が大画面3Dテレビで再生可能
『HDP-L1』は、HD記録対応のFinePixシリーズで撮影したHD画質の映像を、大画面で鑑賞することができるコンパクトサイズのプレーヤーだ。
通常の2D映像はもちろん、3D静止画や3D動画にも対応しており「FinePix REAL 3D W1」で撮影した3D映像を、大画面で再生することができる。ただし、「FinePix REAL 3D W1」で16:9のHDサイズ撮影をするためには、ファームウェアのバージョンアップが必要となる。
また、本製品で3D映像を楽しむためには、3DテレビがHDMI1.3 720p入力「サイド・バイ・サイド方式」の3D入力フォーマットに対応している必要があるので注意してほしい。
本体サイズは、W85mm×H55mm×D15mmで、重量は約42gだ。製品にはリモコンが付属する。なお、価格はオープンとなっている。
Editor's eyes
「FinePix REAL 3D W1」で撮影した3D映像を楽しむために、これまでは同社の3Dプリントで出力するか、コンパクトな3Dビューワーを使うしかなかった。しかし、本製品により、自分が撮影した3Dコンテンツを大画面で再生できるようになる。家電業界の大きな流れである「映像の3D化」を加速する可能性を秘めた製品だろう。
富士フイルム株式会社リリースFinePix REAL 3D W1