
株式会社リブセンスは、2010年4月14日に、成功報酬型(問い合せ課金システム)の賃貸不動産物件検索サイト「DOOR賃貸」の提供を開始した。
従来の賃貸不動産物件検索サイトは、初期費用や掲載費用が発生し、物件の掲載を行うパートナー企業にとって、費用をかけて物件を掲載したものの顧客獲得ができないといったリスクが伴うものだった。「DOOR賃貸」は、初期費用や掲載費用を無料に設定し、掲載物件に対して問合せがあった際に初めて手数料がかかるという課金モデルをとることで、パートナー企業にとっては明らかに、そして多大なメリットのある仕組みを導入。また、掲載費用がかからないため、多くの物件情報が自然に集まりやすく、ユーザーの多様なニーズへの対応が可能となった。
株式会社リブセンスは、代表の上村太一氏が早稲田大学在学中に設立したもの。今回提供を開始した「DOOR賃貸」以外にも、採用が成功して初めて費用が発生し、採用された求職者に「採用祝い金」を贈呈するという仕組みの成功報酬型求人サイト「ジョブセンス」を運営している。「ジョブセンス」の成功が雛形となり、今回の「DOOR賃貸」の提供に至ったと考えていいだろう。
株式会社リブセンスは今後も「ジョブセンス」で培った運営ノウハウを活かし、様々な分野でのサービスを開始していく方針だ。
成功報酬型は、企業にしてみればローリスクハイリターンのものだが、それを提供している場は少なかった。近年では徐々に増え始め、中小企業でもリスクを低く抑えることに成功しつつある。こうしたサービスが増えると、会社運営も安定し、不況を少し救うかもしれない。
DOOR賃貸株式会社リブセンス