カリフォルニアはロング・ビーチの、いまどきのアメリカの高校生たちで結成されたバンド、
アヴィ・バッファロー(Avi Buffalo)が充実の
デビュー・アルバムをリリースする。
アルバム
『Avi Buffalo Music』は、あの
サブ・ポップ・レーベルから4月27日にリリースとなる。メンバーは男子、女子2人ずつ。ヴォーカルはリーダー兼ギターの
アヴィ(アヴィドー)(Avigdor)と女子キーボードの
レベッカ(Rebecca)。ウィーザーのような甘酸っぱいノリを裏付けるように、4人の外見もまだ幼い。アヴィの二ール・ヤング的ファルセットとレベッカの幼い歌声があどけなく寄り添い合い、
そのノリはまるで学園祭のためにクラスで結成されて間もないボーイズ&ガールズ・バンドそのもの。
しかし実力は折り紙付き。地元のヒーロー、ビーチ・ボーイズや二ール・ヤング、ウェス・モンゴメリーなどに影響を受けたというだけあって、サーフ・サウンド的ギター使いや、サザン・ロック/フォークのルーツ的空気感などが軽くミックスされた、このごった煮的サイケ・ポップ・アルバムは、浮遊感ある世界にリスナーをぐいぐい引き込む。ヒット・シングル
「What's In It For?」を始めとして、演奏に楽曲に、ハイ・ラマズやバッファロー・スプリング・フィールド、フロイドの影さえもチラつかせるその実力はたいしたもの。
これから更に大飛躍するか、早熟の才人で終わるのか…若さゆえ、その危うさがとてもまぶしく、またせつなくもある。
『Avi Buffalo Music』(サブ・ポップ)
1 Truth Sets In
2 What's In It For?
3 Coaxed
4 Five Little Sluts
5 Jessica
6 Summer Cum
7 One Last
8 Can't I Know?
9 Remember Last Time
アヴィ・バッファロー公式サイトアヴィ・バッファローMySpaceサイトAmazon.co.jp : Avi Buffaloに関連する商品