情報の大洪水、溺れてしまわないために
情報収集と整理術、ビジネスパーソンには永遠の課題といってもよいだろう。
日常の書類、そしてメディアが発信する情報、書き取ったメモ。大量の情報の山に埋まってしまわないだろうか。努力して学習を重ねるほど、インプットがあまりに多くなり、整理する時間も無いままに山積みになっていく。
「100円ノート術」で知られる奥野宣之氏の新著『情報は「整理」しないで捨てなさい』(PHP研究所刊、1260円)では、そんな状態をすっぱり片づけられる妙案を紹介している。
著者は本書の中で「戦略インプット」を提唱。自分にとって必要な情報を選別できる目を作る。広く情報に触れる。何が使えるかを判断する。そして必要なものだけを拾い、不要なものを捨てる。
シンプルだが、なかなか実践できない戦略的な情報インプット術。仕事の場面で活用できるものだ。
『情報は「整理」しないで捨てなさい』(編集部 宮下知良)