サンワサプライ株式会社は、災害時や計画停電時などの非常用電源として使える、リチウムイオン蓄電システム『BTP-1000』を発売した。
ソーラーパネルによる蓄電にも対応
『BTP-1000』は、容量1kWhのリン酸鉄リチウムイオン充電池を備えた非常用蓄電システムだ。本製品は家庭用電源とソーラーパネル、2系統からの蓄電に対応する。
通常時にはAC入力からのスルー出力、停電時は蓄電池からの出力へと自動で切り替えることができる。このため、使用したい機器とコンセントの間に挟み込む形で設置するだけで良いのだ。
定格出力は300VA(瞬間最大400VA)となっており、さまざまな家電製品の電源として使える。例えば32型液晶テレビ(60VA)であれば10~15時間、扇風機(45VA)であれば12~20時間、515リットルの冷蔵庫(平均29VA)では4~5時間の使用が可能だ。
また、本体にはUSB出力ポート(5V/2A)が用意されており、USB-ACアダプタを使用することなくスマートフォンや携帯電話などの充電が行える。スマートフォンの充電のみであれば66~88回充電が可能だ。
本製品ではリン酸鉄リチウムイオン充電池が採用されており、通常のリチウムイオン充電池の2倍となる約2000回の繰り返し充電が行える。さらに、重量も鉛バッテリーの半分と軽量になっているのだ。
本体サイズは、W465mm×D300mm×H439mmで、重量は約21kgだ。なお、価格はオープンとなっている。
Editor's eyes
本製品はファンレス仕様となっており、稼働中の騒音がない。このため、家庭や静かなオフィスでも安心して利用することができるのだ。キャスター付きで手軽に移動でき、さまざまな機器の電源として役立ってくれるだろう。
サンワサプライ株式会社リリース