米連邦防疫センター(CDC)によると、米国では年間900万人以上の人が食中毒に罹るという。特に夏場は食物に気を付けなければならない。どんなものに気を付けるべきか以下に示してみよう。
7つの食品
1.卵米食品医薬品局(FDA)によれば、年間14万人以上の米国人が卵を食べてサルモネラ菌による食中毒に罹り約30人が亡くなっているそうだ。生卵は避けてしっかり調理してから食べる事がお勧め。卵を扱う前には石鹸と温水できちんと手を洗うに越したことはない。
2.葉野菜CDCの統計では、葉野菜は食中毒の最大の原因だそうだ。野菜は土の中で育つので、動物の糞、土壌汚染などにさらされ、サルモネラ菌や大腸菌による食中毒のもとになる。徹底的に洗浄し、できる限り調理することが必要だ。
3.果物昨年は50万個以上のメロンがリコールされた。問題なのはある農場が汚染された果物を国中に出荷すると、感染はあっというまに広がってしまうことだ。皮付きの果物でも切る前にしっかり洗うべきである。
4.魚魚で心配なのは、コレラを引き起こすビブリオ属の細菌に汚染されやすいこと。また、水銀の濃度が高いのも問題だ。妊婦、子供などは水銀の濃度が高い可能性のある魚をたくさん食べない方がいい。魚やシーフードは生を避け、中までしっかり火を通そう。
5.肉下手をするとリステリア菌、大腸菌、サルモネラ菌、寄生虫が入り込む可能性がある。肉は調理直前まで5℃以下で冷蔵すること。肉用のまな板は別にし、手はもちろん洗わなければならない。使ったまな板は洗剤入りの温水で最低20秒は洗浄する。
6.ナッツと種リステリア菌、サルモネラ菌に汚染されることがある。生ではなく炒ったナッツや種を食べるべきだ。
7.ペットフード気を付けなければならないのは人間だけではない。汚染されたペットフードでペットも病気になる。物言えぬペットの代わりにFDAのサイトでリコール例を確かめよう。
まだ暑い日は続く。衛生には十分気を付けて健康な食生活を送りたいものだ。
米連邦防疫センター(CDC)米食品医薬品局(FDA)