パイオニア株式会社は、自宅で録画した地デジ放送を、車載ディスプレイで再生可能なポータブルレコーダー『XPR-900』を、2012年10月上旬に発売する。
自宅内/車内でマルチに使えるレコーダー
『XPR-900』は、本体ユニット、ホームクレイドル、カー用クレイドルで構成された地デジ専用レコーダーだ。自宅ではホームクレイドルを使用して地デジ放送の録画が行え、自動車内ではカー用クレイドルを使用して録画番組を楽しむことができる。
ホームクレイドルには地デジ専用チューナーが搭載されており、テレビの視聴・録画が可能だ。録画用の記録メディアにはSD/SDHCカードが利用でき、最長約70時間の記録が可能となっている。
もちろん、電子番組表(EPG)の利用や最大50件まで登録可能な録画予約など、一般的なレコーダーとしての機能もしっかりと装備されている。
テレビへの出力端子にはHDMIに加え、ビデオ出力端子も用意されており、アナログテレビで地デジ放送を楽しむこともできるのだ。
本体ユニットを、自動車に設置したカー用クレイドルにセットすることで、カーナビゲーションやリアモニタなどの車載ディスプレイで録画番組を再生することができる。
また、自動車のエンジンを止めるなどして再生中に電源が切れた場合でも、再起動後に番組の続きから視聴することができるレジューム機能も利用可能だ。
パッケージには、ホーム用リモコンならびにカー用リモコンが同梱される。なお、価格はオープンとなっている。
Editor's eyes
本体ユニット+クレイドルという構成により、自宅内および車内での利用を実現したユニークな製品だ。自動車での使用頻度が少ない場合でも、自宅で据え置き型レコーダーとして使えるため、コストパフォーマンスは高いと言えるだろう。
パイオニア株式会社リリース