太陽工業株式会社は、太陽光で発電でき、災害などによる停電時に役立つモバイルソーラー・バッテリーシステム『WINGSOL(ウイングソル) MSR-1110B』を、2012年6月1日に発売する。
巻き取り式でコンパクトになる発電シート
『WINGSOL MSR-1110B』は、フレキシブルなアモルファス太陽光発電シートと、専用バッテリユニットで構成されるモバイルソーラー・バッテリーシステムだ。
太陽光発電シートは巻き取り式になっており、運搬時にはコンパクトなサイズに丸めることができる。このため、どこにでも気軽に持ち運んで発電することができるのである。
本製品では、太陽光発電シートとバッテリユニットがセパレート構造になっており、あらかじめACアダプタで充電しておけば、バッテリユニット単体での使用も可能となる。
出力には100W/AC100V(最大瞬間出力120W)、100W/DC12V(シガーソケット)、4W/DC5V(USB出力)の3種類が用意される。参考使用時間は、100Wで約50分、45Wで約2時間となっている。
充電時間は、太陽発電で約8~10時間、充電用ACアダプタを使用した場合で約8時間となっている。なお、バッテリユニットには、安定した出力と高い安全性が特徴のニッケル水素充電池が使用されている。
発電シートのサイズ(収納時)は、W1180mm×H133mm×D163mm、重量は約8.9kg。バッテリユニットのサイズはW352mm×H154mm×D150mm、重量は約5.6kgだ。価格は609,000円(税込)となっている。
Editor's eyes
巻き取り式の太陽光発電シートにより可搬性が向上しているのはもちろん、セパレート構造の採用によりバッテリユニットだけを運用できるという柔軟性も兼ね備えているのだ。
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