デジタルとメタルの融合 礎を気付いたFEAR FACTORY
米インダストリアル系メタルバンド
FEAR FACTORYが、98年『
Obsolete』を発表した。その革新的なサウンドがシーンに与えた影響は、後に世界規模の大きな唸りとなった。日本でも当時、「
HANG OUT」というパンク/HCを扱った深夜番組で
FEAR FACTORYのPVが流され、そのマシーナリーなインダストリアルサウンドに衝撃を受けた日本人は多く、インダストリアルメタル/グラインドコアといったジャンルのバンドが数多く出現する切っ掛けとなったのは言うまでも無い。
新作『The Industrialist』発売!
FEAR FACTORYの新譜『
The Industrialist』が5月30日、ROADRUNNER JAPANよりリリースされた。ギターの
Dinoとヴォーカルの
Burtonが長年に渡る確執を解消し、前作『
Mechanize』で完全復活。2年振りとなる新作『
The Industrialist』は、ロボットが支配する未来世界が舞台となるコンセプトアルバムとなっている。
FEAR FACTORY 『The Industrialist』
(画像は公式サイトより)
01. The Industrialist
02. Recharger
03. New Messiah
04. God Eater
05. Depraved Mind Murder
06. Virus of Faith
07. Difference Engine
08. Dissemble
09. Religion is Flawed Because Man is Flawed
10. Human Augmentation
11. Blush Response (Difference Engine)
12. TIMELESSNESS 2
日本盤にはボーナストラック2曲を追加収録。共同プロデュースとして、インダストリアルメタル/EBM界の超重鎮である
Front Line Assemblyの
Rhys Fulberが参加している。作り込まれたデジタルサウンドは彼の尽力無くして築き得無かったであろう。本作は一つの芸術作品と言っても過言では無い。EBM/インダストリアル系リスナーにも是非、聴いて頂きたい珠玉の1枚である。
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