株式会社キングジムは、対象物をなぞるだけで取り込みが可能な新方式を採用したマウス型スキャナ『MSC10』を、2012年11月2日に発売する。
もちろんマウスとしても使用可能
『MSC10』は、2ボタン1ホイールのマウスにスキャナ機能が搭載されたハイブリッドデバイスだ。普段はマウスとして使用でき、必要な際にはスキャナへと早変わりするのである。
使い方は簡単で、専用ソフトを起動し、マウス横のスキャンボタンを押したら準備は完了だ。あとは、スキャンしたい対象物の上をマウスでなぞれば良い。なぞった部分はPCの画面に表示され、スキャンが終わったら再度ボタンを押して確定させれば取り込みが完了する。
取り込んだデータは、専用ソフトによりコントラストの調整やトリミングなどの加工が行え、消しゴム機能で不要な部分を消去することもできる。また、OCR機能が用意されており、文字を読み取ってテキストとして保存することもできるのだ。
本製品では、対象物をマウスでなぞるだけでスキャンできるため、新聞やカタログなどの一部を切り取るクリッピングや、大きすぎて一般的なスキャナが使用できない原稿の一部を取り込みたい場合に便利だ。
本体サイズは、W60mm×D115mm×H37mmで、重量は約110gだ。なお、価格は11,550円(税込)となっている。
Editor's eyes
マウスでなぞって取り込んだ部分はPCの画面上で確認できるため、ミスが発生しにくいのも特徴のひとつだ。クリッピング作業のためにスキャナを多用するユーザにお勧めのアイテムである。
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