6年目のチャレンジ
フジテレビのバラエティ番組『ピカルの定理』で音楽を担当し、お茶の間にもその存在感をまざまざと見せつける根っからのエンターテイナー、それがthe telephonesだ。曲名にも“disco”というキーワードを多用しているように、常にフロアを意識した活きのいいダンサブルなサウンドは、彼らのライヴ・パフォーマンスを象徴している。生粋のライヴ・バンドであり、広く一般的にその名が浸透し始めた6年目の彼らに、最大の試練が訪れる。
(画像はthe telephones official siteより)
2011年12月23日のさいたまスーパーアリーナは、the telephonesによって押さえられている。バンドにとっては初のアリーナでのライヴ。広い会場がディスコ空間と化すのは時間の問題だろう。過去にCOUNTDOWN JAPANのカウントダウンを担当するなど、大舞台や本番には強い彼らにとって、ワンマンでアリーナはその実力をいかんなく発揮する絶好の機会。試練を成功に変え、バンドとしてさらに高いステージへ飛躍するきっかけになるはずだ。
CM音楽担当、出演も経験
最近ではジョージアのCMで音楽を担当し、同時に出演するという若手のバンドでは異例の抜擢。彼らのサウンドにひとたび触れれば、その破格の待遇も納得せずにはいられない。そのスケール感は、日本だけで評価されるにはもったいない。ワールド・クラスへステップ・アップする踏み台となるのは、さいたまスーパーアリーナかもしれない。
(松本 良太)
the tlephones official site