クラブにとっては逆風
福岡の音楽好きでは有名なクラブが、無許可営業で摘発された。音楽好きにとっては大切な場所である、クラブ。知らない音楽に出会ったり、朝まで音楽とともに踊り続けて、楽しいお酒を飲む唯一の空間が、存続の危機を迎えている。
(画像は写真ACより)
クラブは、風営法によって取り締まられるという側面を持つ。今までは『深夜酒類提供飲食店』の届出で営業できていたクラブが、ここ数年で警察から風俗営業の許可を取るように指導されるケースが増えたという。指導を無視して営業を続けるなど、場合によっては逮捕されることもあり、クラブ側にとっては厳しい冬の時代が訪れている。
風営法の問題点
なお、クラブが風営法の許可を取ると、営業時間が0時もしくは1時までとなってしまう。クラブのイベントでは0時や1時にメインのDJやミュージシャンが登場することも珍しくない。そんな絶頂の時間帯に店を閉めなければならないとなると、クラブ側としてはやり切れない。朝まで踊り続けるというクラブ文化が、一気に廃れる可能性もある。音楽ファンやDJ、ミュージシャンなど、演者と観客の垣根を越えた法改正運動が広まりそうだ。
風俗営業法