2011年リリース
イタリアのオルガン・ファンク・バンドの4枚目のアルバム。どっしりとしたファンクの中にジャズやロックのフレーヴァーを混入し、時にはヴォーカルも交えて生き生きしたバンド・サウンドに仕上げている。ミドルテンポからやや速めの曲まで、すべてがフロアを意識したダンス・チューンになっている。
(画像はAmazonより)
この作品は、ジャズ・ファンクど真ん中というわけではない。かと言ってすごい変化球があるわけでもない。ファンクと言うとホーンが強いインパクトを残したりもするのだが、この作品ではホーンは要所で効果的に使われているに過ぎない。ホーンは控えめで、オルガン、ギター、ドラムが交代で前に出たり、全パートで総合的に攻めるスタイルである。ギターのリフで進めることも多い分、既存のジャズ・ファンクよりもロック色が強めになっている。
どこにも寄り道しないストレートなバンド・アレンジで、ライヴで一度遭遇すれば踊らずにいられないだろう。
(松本 良太)
収録曲
1.Vertical Floor
2.Snake Eyes
3.Day Tripper
4.Drummore
5.Je Reve Dans Mon Reve
6.Mooglight Serenade
7.Fast Girls & Sexy Cars
8.Je Suis Passee
9.Hair Of The Dog
10.Dancing 'round The Walnut Tree
11.Noir Le Branc
12.Big Peach