笑いあり、涙あり、完全無敵のエンターテーメント作品
29日、三谷幸喜監督(50)の5作目となる映画
「ステキな金縛り」の初日舞台あいさつが、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇2で行われ、深津絵里(38)西田敏行(63)阿部寛(47)竹内結子(31)中井貴一(50)KAN(49)TKOの木下隆行(39)ら豪華出演者が勢ぞろいした。
映画の最も重要な落ち武者役を演じた西田敏行が「皆さまこそ、我々の真に大好きな方々です」と客席にラブコールをおくると続いて中井貴一、阿部寛、竹内結子、木下隆行らも「本当に大好きです」「みなさん、心から愛してます」と連呼するなど、満員の客席と一体となって大盛り上がりだった。客足も好調で、勢いあるスタートを切った。その後三谷監督は「みなさんの笑い声で今日、ようやく作品は完成しました。愛してます!」と締めくくった。
東宝によると、全国427スクリーンで公開された初日の来場者数は、午後3時時点で、三谷作品最高興行収入(約60.8億円)だった2006年作品の「THE有頂天ホテル」を上回ったという。監督は9月の完成披露試写会で50歳にかけて、興収目標を「55億5555万5555円」と掲げたが、このままだと順調に達成することが出来そうだ。
失敗続きでもう後がない三流弁護士エミにある被告人の弁護が持ちこまれた。資産家の妻殺しの容疑で捕まった男。しかし、彼には信じられないアリバイがあった。事件のあった夜は、旅館で金縛りに遭ってたというのだ。彼の無実を証明できるのはあの夜一晩中彼の上にのし掛かっていた落ち武者の幽霊だけ。
エミは迷わずその旅館に行く。そして彼女も同じように金縛りに遭う。目を開けるとそこには落ち武者の幽霊が…彼女は思わず落ち武者の手を取って叫んだ。
「どうか、裁判で証言してください!」彼の名は、更科六兵衛。
前代未聞の裁判が今始まる!
三谷幸喜監督 「ステキな金縛り」