2010年リリース
国内はもとより海外での評価も高い日本人のユニット。JAZZを根底にして、その上にSWINGやBRAZIL、SPAINなど多国籍な味付けを施したサウンドは国内屈指であり唯一無二といっていいほど類を見ない。それほどクリエイティヴでオリジナリティーに溢れている。
(画像はAmazonより)
ナイロン弦のギターとドラムでサウンドを主に構成し、ベースは完全に裏方に徹し決して前に出ない。ドラムもボリュームではギターと変わらない大きさではあるものの、ビートやリズムに徹している。となるとギターが主役、と言いたいところだがギターもメロディーを紡ぐことに徹しているのである。3者とも我先にという姿勢はあまり見せないが、どの音が欠けても成立しない。贅肉を削ぎ落として必要なミネラルは豊富に、その結晶がRFのサウンドの特徴である。
彼らの強みは、ライヴでも電気をさほど必要としないと思わせるほどアコースティックなサウンドであること。節電志向が強まった日本でも活躍の場は増えるはずだ。
(松本 良太)
収録曲
1.Runnin'
2.93' til infinity
3.Who needs forever
4.Love theme from Spartacus
5.Wlak on the wild side
6.Coco
7.You and me
8.More swing
9.Hipnova (Brazilian suite : Mas que nada - Dexia - Berimbau)
10.Fiesta