Ustream Asia株式会社は、特定の端末を経由することなく、『Ustream』で動画を配信することが可能となる機器類を、「Ustream認定配信関連機器」として展開している。
同機器は、米国Ustream, Inc.が提供するソフトウエア開発キットにより、『Ustream』での配信向けに開発されたもので、製品のパッケージなどに「USTREAM COMPATIBLE(ユーストリームコンパチブル)」ロゴが表示される。
同機器の国内第1弾として、2011年内に、株式会社Cerevoから、『Live Shell(ライブシェル)』が、直販価格26,800円(税込み、送料別)で、発売される予定となっている。
同製品は、無線LANと有線LAN、HDMI入力に対応しており、既存のビデオカメラと、1本の線を接続するだけで操作が可能になる点や、ライブ配信の操作・設定に、専用のWebサイト“Dashboard”が用意されており、スマートフォンなどからのリモート操作も可能な点が特長となっている。
『Ustream(ユーストリーム)』とは、2007年3月に設立された動画共有サービスのこと。2010年1月29日、ソフトバンクから約2,000万ドル(約18億円)の出資を受け入れ、日本・中国を中心としたアジア事業の本格化を進め、2010年5月19日に、「Ustream Asia株式会社」が設立された。
サービスへの接続可能な機器に対して、開発時点から関与することは、最初の入り口で“囲い込み”されることともいえよう。扱うデータ量が膨張した場合には、交通整理は必要となってくる。ツールにこだわらない今回の取り組みが、アクセシビリティ向上につながるのであれば、集客力も高まるのではないだろうか。
Ustream Asia株式会社リリース