日立マクセル株式会社は、家庭やオフィスで利用可能な、最大出力1200Wのポータブル蓄電池『Energy Station(エナジーステーション)』を、2012年4月20日に発売する。
連結して容量アップも可能
『Energy Station』は、くり返し充電できるリチウムイオン電池を搭載したポータブル蓄電池だ。最大出力1200W(連続90秒)というハイパワー仕様でありながら、発電機のような騒音や排ガスがなく、室内や夜間の使用にも適している。
本体上面には、折りたたみ式のハンドルが装備されており、室内での移動はもちろん、屋外でのイベントなど、さまざまな場所に持ち運んで使用することができるのだ。
内蔵バッテリは255Whの容量があり、例えば携帯電話(10Wh相当)で22台の充電、照明器具(20W相当)で約8時間の点灯が可能だ。さらに、本製品を複数台連結して容量をアップさせることで、より長時間の利用も可能となる。
非常用電源として、充電後に保管するという使用方法に加え、ACコンセントから『Energy Station』を中継して電気機器に接続することで、充電しながらの使用も可能だ。停電の発生時にはそのまま非常用電源として機能するのである。
本体サイズは、W386mm×D180mm×H268mmで、重量は約12kgだ。なお、価格はオープンとなっている。
Editor's eyes
本製品はポータブル性を重視した製品であり、大きな電力を必要とする機器での使用には向かない。しかし、非常時の通信手段となる携帯電話、ラジオや懐中電灯で使用するニッケル水素電池などの充電が可能となるのである。
日立マクセル株式会社