(画像は日本相撲協会公式サイトより)
26日、横綱・白鵬(26=宮城野部屋)と幕内・豪風(31=尾車部屋)の服装規定違反が週刊誌によって報じられた。問題となったのは技量審査場所千秋楽の22日夜。両氏はTシャツ姿で繁華街を出歩いていたという。
相撲協会は力士に対して「外出する際には着物を着るように」と義務づけており、Tシャツ姿はもちろん完全なNG。週刊誌発売後に協会側が問題を把握し、同日中に放駒理事長、二所ノ関生活指導部長が宮城野親方(元幕内・竹葉山)と尾車親方(元大関・琴風)を役員室に呼び、厳重注意を行った。
二所ノ関生活指導部長は「事情があると言ってたが、あの格好はなあ。理事長からも厳しく言った」と憤慨。白鵬は現在母国モンゴルに帰国中。放駒理事長は「師匠から(服装違反のことを)言えばいいんじゃないか。部長からも言ったんだし」と当事者を呼んで注意しない方針を示している。相撲界のトップに君臨する横綱の、あまりに初歩的な「服装違反」の咎。相撲界への不信感は募るばかりだ。