札幌グランドホテルは、春の宴会プラン「スプリングパーティープラン」を2011年2月1日から4月30日まで販売することを発表した。
今回のプランでは、同ホテルが発足当時より参画している「北海道の食」の発展を願う生産者や食産業、産業支援機関、行政などが参画し、高付加価値化やマーケティング・販路拡大などに取り組むオール北海道推進組織である「食クラスター連携協議体」のプロジェクト推進を目的に、北海道産の食材を用いた和食・洋食・中華料理を組み合わせたオリジナルコース料理全6種類(いずれも飲み放題付)と全9品のア・ラ・カルト料理が用意されている。
なお、同協議体との連携、推進を目的にしたホテル宴会プランの販売は、北海道初となる。
特に、「食クラスター連携協議体プロジェクトメニュー」の提供については、同事業(活動)から生まれた「サケ節」と北海道産の小果実 ハスカップ、アロニア、シーベリーを使用しており、シェフが各素材の特徴を生かして、アレンジし、メニュー化したもので、「サケ節」は特徴である「甘み」と「まろやかさ」を活かしたダシを餡にしてかけた茶碗蒸し(10,000プランの一品)に、「甘さ」と「酸っぱさ」を兼ね備えた北海道産の小果実は、シャーベット(各コースのチョイスデザート)として提供される。
この他、各コース(一部対象外コースあり)のチョイスメニューには、北海道の美味しさをより身近に感じていただこうと、今話題のご当地グルメを北海道産の食材でアレンジした全6品が用意される。
優れた食材は、都会の料亭・ホテルに直接供給され、また大手スーパーなどの一括買い上げにより、産地からの発信がしずらい状況では、地方の活性化は絵に描いた餅といえよう。地元がその食材の良さを最も引き出すチカラがあるのは当然であり、その手にゆだねることがある意味自然な帰結なのだろう。
札幌グランドホテルリリース