大日本印刷株式会社(以下:DNP)と、DNPの子会社である株式会社アットテーブルは、2010年12月20日から、『Table Planner(テーブルプランナー)』のサービス提供を開始している。
『Table Planner』とは、催事や天気予報、家計消費ランキングなどを盛り込んだ月次カレンダーと、販促企画書のテンプレートをもとに、食品スーパーや食品メーカーの販促企画担当者が1年間(52週)の販促計画を立案できるシステムのこと。
企画担当者は、アットテーブルが随時提供するPOSデータや「食MAP(しょくマップ)」データなどの各種データやトレンド情報を活用して、精度の高い販促計画を容易に立案し、実行することが可能となっている。
POSデータは、全国の主婦3,000名(20歳~69歳)をモニターとして実施した、食卓に出されたメニューや休日の行動などに関する独自調査のデータや、全国のスーパーマーケットのチラシ価格情報、スーパーの店頭企画やコンビニエンスストア・百貨店催事といった店頭レポートなどのトレンド情報をデータベース化したもので、随時更新されるその情報は、利用者がログインした際にトップページに表示される。
また、「食MAP」とは、株式会社ライフスケープマーケティングが提供する食に関するデータサービスのことで、首都圏360世帯の食卓で出されるメニューの情報を収集し、誰が・どのような食品を購入し、いつ・どのように調理して、消費しているのかというマーケティング情報のデータベースを構築している。
さらに、同サービスは、利用者が必要な機能のみを必要に応じてネットワークなどを介して利用できるSaaS型で提供するため、導入コストや運用負担を大幅に軽減できるメリットも期待されている。
アットテーブルは、2004年から、食品スーパーマーケットに対して、店舗の活性化と売上拡大を図るための販売促進の支援サービスを提供している企業。
ネットの利用者が増えるにつれて、従来から人手と時間を多く費やしてきたモニタリングは、インターネットの性格と相まって、格段にデータの収集速度とサンプル数を飛躍的に上昇しているようだ。集積された情報は、その命となる調理法によって、宝の山にもなる可能性を秘めている。
大日本印刷株式会社株式会社アットテーブルリリース