中華料理レストランチェーン店「餃子の王将」を展開している王将フードサービス。これまで外食チェーン事業として驚異的な成長を続けてきた同店であるが、ここに来て数字上の伸びが停滞した。
同社の発表によると、2011年1月の売上げ(既存店ベース)が前年同月比9%減。この数字は8か月連続の前年実績低下となる。客単価では4円低下の平均839円、客数8.6%減。全店ベース売上高2.3%減。バラエティ番組などでも何度か取り上げられるほどの人気ぶりであったが、さすがに景気低迷の波を受けた形となる。
ただし同社は減少の原因として「前年の売上げが通年で18.5%増とあまりに大きく伸びたので、その反動が大きい」と説明。「厳しい競争環境の中で今後更なる独自性を打ち出せるかが争点になる」と事情通は語る。