EMCジャパン株式会社(以下、EMCジャパン)は、2011年2月7日から、ワンタイム・パスワード認証ソフトウェア『RSA SecurID Software Token』の販売ならびにサポートを開始している。
今回発売される「Android」版は、「Android」搭載のスマートフォンに『RSA SecurID Software Token』をインストールするだけでワンタイム・パスワードを生成、表示し、「RSA SecurID」の認証機能を使えることになり、スマートフォンによるアクセスも、PCと同様の強度の認証を得ることができるようになるというもの。
ちなみに、同ソフトウェアには、今回の「Android」版のほかにも、「iPhone」版、「BlackBerry」版、「Windows Mobile」版があり、ノートPC等のコンピュータを使ったリモートアクセス用ワンタイム・パスワード生成機としても利用できるとのこと。
なお、同製品の発売に伴い、『RSA SecurID Software Token』を定価の半額相当の特別価格を設定した「スマートモバイル積極活用キャンペーン!」が、2011年3月31日まで実施される。
さらに、スマートモバイルの各種実機によるデモを交えて、「RSA SecurID」の機能を紹介するセミナーが、2月24日に東京で開催される。
スマートフォンをパソコンと完全同期させることが可能であれば、当然パソコンと同様の個人情報や機密情報へのケアが必要となってくる。スマートフォンが当初のアプリ専用機の位置付けから、ビジネスなど適用範囲を拡大する上り調子のときこそ、利便性だけではない、ユーザーを守る機能の提供がメーカーには求められよう。加えて、ユーザー側が理解しておきたい点は、携帯電話よりも機能が豊富であることと、セキュリティ上の対策の度合いはシンクロしていないことで、そういった意味での自己防衛は、インターネットを利用するうえで避けられない命題なのであろう。
EMCジャパン株式会社リリース