株式会社ドゥ・ハウスは、2010年度のGW直前のチラシに掲載されている「提案メニュー」に関する調査結果を、1月25日発行の『事実新聞 第43号』(季刊発行 発行ドゥ・ハウス)にて発表している。
調査期間は、2010年5月で、調査対象は、同社運営サイト『全国チラシ情報サービスセンター』で対象としている16店舗となっている。
調査結果によると、2009年・2010年ともに16店舗中15店舗で、GW直前の週とその前週のチラシに“焼き肉・鉄板焼き・バーベキュー(BBQ)”に関する特売企画を掲載していることがわかった。
また、同期間のチラシで“バーベキュー”という単語の掲載店舗数を調べたところ、2009年の10店舗に対し、2010年は5店舗と半減する結果となった。
逆に、“ホットプレート”という単語の掲載店舗数は、2009年の3店舗に対し2010年は6店舗と倍増しており、また、行楽の手作り弁当の提案店舗数が、2009年の9店舗から2010年には3店舗と大幅に減少していることからも、外出よりも家庭内で済ませる「内食」傾向が見受けられる結果となった。
また、注目すべき点として、2009年には見られなかった“B級・ご当地グルメ”に関する企画が増えている点も見逃せない傾向のようだ。
チラシとは、主に広告の媒体として用いられる、一枚刷りの印刷物のこと。現在は、折り込みチラシをスキャナーで写したデータをサイトに掲載する「ネットチラシ」も増えている。
スーパーの店内で、ますますその占有域を拡大する総菜コーナーも、利用者への提案のひとつ。提案というよりも、提供の段階まですすんでいるようなサービスの拡大が、「おふくろの味」の定義を変えてしまう可能性も秘めている。
株式会社ドゥ・ハウスリリース