エスエスエルヘルスケアジャパン株式会社の総合フットケアブランド『ドクター・ショール』は、一定の復元力を保つ新素材の形状記憶合金を使用した『巻き爪用クリップ』を、2011年3月1日に発売する。
爪に装着するだけの簡単処置
本製品は、巻き爪の治療用に開発された器具だ。外科的処置の必要がなく、フックを爪先に留めるだけで簡単に装着できるのが最大の特長だ。
素材として、東北大学が開発した銅・アルミ・マンガンから成る、一定の復元力を保つ新素材、形状記憶合金が使用されている。その優れた超弾性効果により、クリップは湾曲状態から水平に復元しようとする力が一定に保たれるため、爪先に留めるだけで「巻き爪」の症状を緩和することができるのだ。
臨床の現場で同器具を使用した治療効果を検証したところ、自覚症状改善で81.3%という結果が出た。これは、従来のワイヤ法と同程度の効果があると考えられるのだという。
サイズは、S(15mm)/M(17mm)/L(19mm)の3種が用意される。なお、本製品は医療機器ではないものの、医療機関で治療の一環として使用される製品だ。一般的に販売されるものではないので注意して欲しい。
Editor's eyes
本製品は従来のワイヤ法とは異なり、爪に穴をあける必要もないので、安心して装着することができるのだ。巻き爪は放っておくと症状が進んでしまい、より治療が困難となる。心当たりのある方は、早めに皮膚科の受診をお勧めする。
ドクター・ショール