数作品、混戦状態
第83回アカデミー賞の候補が25日発表された。松たか子主演『告白』やアニメ長編映画『サマーウォーズ』はアカデミー選考対象から外されたものの、どうやら今回の賞選出はなかなか楽しめる内容になりそうだ。
今年度の同賞は混戦状態にある。最も有力視されているのは現在日本公開中の映画『フェイスブック』。『セブン』『ファイトクラブ』などでお馴染みのサスペンス監督、デヴィッド・フィンチャーが手掛けた実話で、8部門にノミネートされている。一方、突如急浮上し、先述作品を超える12部門にノミネートされているのが、エリザベス英女王の父ジョージ6世を題材とした『英国王のスピーチ』。こちらも実話で、第二次世界大戦前後が舞台となっている。コーエン兄弟監督の『トゥルー・グリット』、レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙主演『インセプション』も多数部門ノミネートされており、どの映画もそれぞれ優れた資質を備えている。
授賞式は2月27日に行われる予定。さて、どの作品がオスカーに輝くのか。