3月5日(土)Jリーグ開幕戦、敗色濃厚の名古屋グランパスを救ったのはこの日がリーグ戦デビューのルーキー、永井謙佑だった。後半21分に途中出場すると持ち前のスピードで何度もビッグチャンスを作りロスタイム、ペナルティエリアに突入したところを横浜のDF栗原がたまらずファウル。そのPKをケネディが決めるとそこで試合終了。永井は見事チームを救った50mを5.8秒で駆け抜ける脅威のスピード
永井は昨年11月の広州アジア大会でそのスピードを活かし、5得点を挙げ、大会得点王に輝き、優勝の立役者となった。その後、多くのJクラブが競合した末に名古屋へ入団した永井は、リーグ開幕戦で期待通りの働きを見せた。
もちろん、改善点がなかったわけではない。PK獲得の前に決定的なチャンスを3度逃したことは反省点だ。シュート精度やゴール前の落ち着き、プレーの質を上げることが求められる。
それでもダイヤの原石の輝きはきらきらとまばゆい。
この試合には日本代表香川慎司のドルトムント移籍を実現させた代理人トーマス・クロート氏が視察に訪れ、永井に熱い視線を送った。日本のスピードスターが世界を切り裂く日も近い?
永井謙佑選手のプロフィール