ビシェイ・インターテクノロジー社は、2010年8月16日、同社の光エレクトロニクス製品に、ミッドレンジの赤外線(IR)センサーを新たに追加したことを発表した。
同センサーは、デジタル/アナログ出力、300μsの高速応答時間、0.85mAの低電流動作を特長としており、3種のパッケージタイプで提供される。業界最大の検出距離で、遮断センサーとしての用途では最大30m、反射式センサーとしての用途には3mの検出距離を提供する。
ちなみに、同社のミッドレンジセンサーは、家庭、業務、産業用の様々な安全装置、自動装置に利用可能となっており、主なアプリケーションには、ガレージドア、エレベータドア、門扉、周辺ガード、工業用光カーテンにおける安全スイッチ、トイレ、男性用小便器、蛇口、エアドライヤ、タオルディスペンサー、LCDモニタの電力センサーの反射センサーなどがある。
センサーの中には、検出前に最大5msの遮断時間を要求するIRビームが必要なものがあるが、同社のミッドレンジセンサーの追加により、300μsの遮断時間を実現可能となる。
センサーに背中を押されるような社会は、ご免こうむりたいのだが、「安全」という金看板を掲げられると、反発は力を失うようだ。要は、適切な個所に正当な目的で。利便性が高まる弊害の一端として人間の本能が退化している今だからこそ、センサーに頼る結果は仕方のないところか。
ビシェイ・インターテクノロジー社リリース