セイコーインスツル株式会社の100%子会社であるエスアイアイ・データサービス株式会社は、2010年10月に、オーダーエントリーシステム『Scute(エスキュート)』と連動した『ケータイ販促システム』によるサービス提供を開始することを発表した。
同システムは、レシートに印字されるQRコードを来店客に読み込んでもらうだけで、店舗と来店客の一対一のコミュニケーションが可能となる。また、来店頻度、購買金額、注文履歴などをもとに、来店客に合ったメルマガやクーポンの配信を行うことも可能で、このような、来店客の利用動向に基づいた販促活動により、利用者の囲い込み、再来店の促進、常連化を促進することが期待されている。
また、同システムをより手軽に導入できるように、『Scute』のレンタルと保守サービス、ケータイ販促システムをパッケージ化したものが提供される。同パッケージは、月々20,000円からの定額料金で利用可能で、店舗の初期投資が少なくて済むという。
なお、サービスの予約は、2010年8月から開始する予定。
ちなみに、『Scute』とは、機能や機器構成をシンプルにした、手軽に導入できるオーダーエントリーシステムのこと。
さらに、同システムは、8月17日~8月19日に東京ビックサイトで実施される「第3回居酒屋産業展」エスアイアイ・データサービスブース(ブースNo.37-11)にてデモが行われる。
オーダーエントリーシステムとは、レストランや居酒屋などで客の注文をその場でインテリジェント・ターミナルに入力することによって調理場など店員のいる場所へ即座に指示が伝達されるシステムのこと。
実演販売でお客に財布のひもを開けてもらうためには、まず通行人の足を止めることだと言われている。ひとりでも立ち止まって商品を見るようになると、そのあとは自然とあつまってくるという。デリバリーでなく、店に来てもらうことが消費者心理を揺り動かす第一歩なのかもしれない。
セイコーインスツル株式会社リリース