ソニー銀行株式会社は、2010年11月8日から、投資信託の分配金を円普通預金口座で受け取るサービスを開始することを発表した。
また、分配金に関する情報をまとめた「分配金カレンダー」の提供についても併せて開始される。
今回のサービス開始は、「投資信託の分配金を受け取りたい」との利用者からのニーズに応えたもので、同行の取り扱いファンドは、従来すべてが累積投資型のため、分配金は原則として税引き後に再投資されているが、今後は一定の手続きを行うことにより、契約者は円普通預金口座で分配金の受け取りが選択可能になるとのこと。
なお、分配金受け取りに関する手続きは、2010年11月8日から、ログイン後サービスサイトにて受け付けられ、2010年11月8日以降の決算分からの分配金について適用となる。
ちなみに、「分配金カレンダー」とは、同行の取り扱いファンドの分配金情報を時系列にまとめた情報のこと。過去6ヶ月間の分配実績や当月の決算日を一覧できるとともに、分配金利回りの比較なども可能となっている。
大企業の内部留保が取りざたされている。企業としての体力強化に必要とのいい方もあるようだが、そのためには、まずは給与への還元など構成する社員の士気を高めることのほうが重要なのではないだろうか。今回の分配金受け取りに関するサービスも同様にファンドに募られたユーザーへの還元手法のひとつといえ、一層の「目に見える」サービスは望まれるところであろう。
ソニー銀行株式会社リリース