JTB首都圏「心ふれあう旅」デスクは、株式会社農協観光との協力により、『心ふれあう旅 地産地消 こだわりの宿 農協観光×JTB』を、2010年11月1日から発売している。
同商品では、地場産の農産物・畜産物・水産物の使用割合により、「極めるコース(地場産の食材を“100%使用”)」、「満喫コース(その土地の食材を品数の半分程度使用)」、「味わうコース(その土地の食材を2~3品程度使用)」の3つのコースが提供されており、加えて、地の旬味を知り尽くしたプロの料理人による「オリジナルレシピ&お品書き」も付いている。
行程は、cocoroの基本コンセプト“ゆっくり・ゆったり”を考え、ゆとりあるコース設定となっており、ホテル・旅館の夕食には、足腰に優しい椅子・テーブル席が用意されている。また、全コース添乗員付きで、募集人数も最大22名までの定員となっている。
さらに、各コースには、その地方ごとの「祭り」や「世界遺産」などのみどころを組み入れられており、例えば1月出発のツアーでは、「初詣」として寺や神社参拝を可能な限り組み入れられている。加えて、旅の途中では、新鮮・安全な素材が豊富な生産者直売所での買い物もできる工夫がなされている。
なお、設定期間は、2010年11月から2011年3月までとなっており、設定コース(方面)は、北海道、群馬、岐阜、三重、広島、福岡・長崎、沖縄など全8コース、旅行代金は、大人一名が、38,000円から166,000円(2名1室利用)となっている。
ゆっくり、ゆったりは、何もアダルト世代の専売特許ではないだろう。「1.5%の農業人口のために、残りの98.5%が迷惑を被ってはいけない」と述べた大臣もいたが、そういった食料自給率維持の面からも民主主義の理念からもかけ離れた誤認識とは一線を画して、地産地消を学ぶことで、自給自足の意味を問い直したいものである。
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