パナソニック電工株式会社は、2010年10月1日から、オフィスビルのテナントやチェーン店舗向けにエネルギー(電気・ガス)の使用量の計測と、その計測結果による省エネ簡易診断を行う新サービスを開始することを発表した。
同サービスは、パナソニック電工が提供する「エネルギー見える化サービス『EnePass(エネパス)』」を利用しており、エネルギー計測機器の設置から運用、撤去までは、同社100%出資連結会社のパナソニック電工エンジニアリング株式会社が担当する。
省エネ対策の立案には、まず、エネルギー使用量の計測が必要であるが、計測機器の導入には初期投資費用がかかる。そこで、今回、ユーザーの初期の費用負担が少なくなるよう、エネルギー使用量の計測と省エネ簡易診断を行うサービスが、月額3万円の定額で提供される。
なお、サービス契約期間は、6カ月から24カ月の間で選択可能となっている。
『EnePass(エネパス)』とは、建物のエネルギー使用量を計測し、ネットワークを利用して集中管理を行うサービスのこと。
省エネの基本は、現状の把握と理解から始まる。羅針盤のない対策ほど、無駄なものはないであろう。あとは、費用対効果をどこまで高められるか。
パナソニック電工株式会社リリース