富士フイルム株式会社は、大容量タイプの追加やスピードクラスの変更などSDHCカードのラインアップを一新し、2010年6月中旬から発売する。価格はオープンとなっている。
より高速なデータ転送が可能な「Class6」対応
今回発売となる富士フイルムのSDHCカードでは、既存のラインアップである4GB・8GBの2タイプに加え、新たに高容量16GBタイプが追加された。また、すべての製品においてスピードクラスが向上し、「Class6」準拠となった。
スピードクラスはSDアソシエーションが策定するデータ転送速度の目安となる数値だ。「Class6」準拠のSDHCカードでは、最低保証転送レートが6MB/sec(48Mbps)となっているため、従来製品である「Class4」の4MB/sec(32Mbps)よりも高速なデータ転送が可能となるわけだ。
ちなみに、1200万画素クラスのデジタルカメラにおいて16GBタイプのSDHCカードを使用した場合、静止画なら約4,900枚、HD動画なら約96分の記録が可能であるという。
Editor's eyes
近年のデジタルカメラやデジタルビデオカメラでは、データサイズが大きくなる傾向があり、記録メディアにも大容量タイプが求められる。そうした機器での使用に最適な製品である。また、目には見えないが、富士フイルムのブランドである以上、信頼性の高さにも期待したいところだ。
富士フイルム株式会社リリース