KDDI、ソフトバンクモバイルと、韓国の携帯電話会社SK Telecom株式会社は、2010年7月7日に、日韓両国にて利用可能な「携帯電話をかざす」ことによる決済やクーポンなどのサービスと、サービスを実現するための設備の相互利用の可能性を検討する覚書を締結したことを発表した。
今回の覚書の締結には、日韓の通信事業者3社が、両国で携帯電話をかざすサービスを活性化させようという狙いがあるとみられている。今後は、3社の協力のもと、早期の商用化を目指し、NFCの活用によりアジアを中心に「携帯電話をかざす」サービスを利用できる国を拡大し、ユーザーの利便性向上のためにさらなるグローバル展開を目指していくという。
NFC(Near Field Communication)とは、ISO(国際標準化機構)で規定された国際標準の近接型無線通信方式のことで、非接触ICカード機能やリーダ/ライタ機能、機器間通信機能などに利用可能とされている。
いっときのブームはおさまったとはいえ、韓国は海外旅行でのショッピングの場として重宝されているようだ。ショッピングの際の決済手続きをよりシンプルに。「ガラパゴス」と揶揄される日本のケータイも世界基準に歩み寄るべきであろう。
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