高千穂交易株式会社は、国内初の画期的な入退室管理システム『SALTO(サルト)』の販売を、7月30日から開始している。
『SALTO』とは、スペインのサルトシステムズ社が開発した認証装置一体型のバッテリー駆動型電子錠(単4電池使用)を活用した入退室管理システムのこと。
ICカードにアクセス履歴が記録され、その情報を持ち運ぶ『SALTO』独自の“Data-on-Card”方式の採用により、配線をしていないスタンドアロンの電子錠(オフラインのドア)へのアクセス履歴も、ICカードを介してオンラインのリーダーから自動的にパソコンへ取り込み、履歴を管理できる仕組みとなっている。
こうした技術により、入退室管理システムの導入にかかる大掛かりな配線作業が不要となるため、導入コストを従来の約半分に抑えることが可能とみこまれている。
さらに、『SALTO』は、用途や規模に合わせて運用モードを選択でき、最小1ドアから導入可能なセルフプログラミングモードをはじめ、手持ちのICカードで運用できるROM(リードオンリー)モード、オンラインの入退室管理システムと同等の機能性を備えたSVNモードなど、最大64,000ドアまでカバーできるという。
試行錯誤が可能となるセキュリティシステムの登場は、物理的な問題でシステム導入を断念した事業者への福音とも言える。価格にもよるが、ビジネス以外の分野でも利用がきたいされるであろうが、このようなシステムでは構築よりも運用が重要となり、そのことを理解してこそシステムは生きてくる。
高千穂交易株式会社リリース