
京友禅のブランド「tomihiro」を自社ブランドとして持つ富宏染工株式会社は、「東京ガールズコレクション2010」の公募に申し込み、関係者や読者モデルなどに選ばれた結果、京都の着物として初めての出展を果たした。
富宏染工株式会社は、意匠の考案から仕上げまで、14~15の様々な工程に分かれている京手描友禅の手仕事を統括する、京友禅の手描染匠。皇室の方々が着用することでも知られる「藤井寛のきもの」と、「着物を普段の暮らしに」がコンセプトの「tomihiro」2つの自社ブランドを展開している。
「第10回東京ガールズコレクション2010 SPRING/SUMMER」のステージでは、「昼夜取四季百花」と名づけられた「tomihiro」の着物と帯を、京都出身の人気アイドル、安田美沙子が着用し、会場の注目を集めた。
京友禅の華やかさと、都会的でスタイリッシュなデザインを併せ持った着物と帯が、「東京ガールズコレクション」という、最新のファッションと活躍中のアーティストのライブなどで構成される「旬」のトレンドショーケースで、日本の伝統美を提案した。
「東京ガールズコレクション」で出展した着物と帯のセットは、本物の京手描友禅ではあるものの295,000円と手に取りやすい価格だ。このセットは東京ガールズコレクション携帯販売サイト、きものKYOTOアンテナショップ「白イ烏(しろいからす)」、「Only きもの」にて販売される。
日本の伝統美とされ、海外にも人気を誇る着物。そんな伝統の着物をカジュアルに着る生活も、悪くないかもしれない。
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