シャープ株式会社は、PC並みの性能と携帯電話のような手軽さを兼ね備えたモバイルインターネットツール「NetWalker(ネットウォーカー)」の第2弾『PC-T1』を、2010年5月下旬から発売する。
タッチパネルで快適操作を
『PC-T1』は、5インチWSVGAタッチパネルを搭載する、文庫本サイズの携帯情報端末だ。無線LAN機能が搭載されており、Webサイトの閲覧や電子メールの送受信が可能だ。また、MS Office互換文書の作成、PDF文書の閲覧、動画の表示など、さまざまな機能が搭載されている。
操作はタッチパネルで行うようになっており、キーボードは搭載されない。その分、小型化が可能となったわけだ。手帳スタイルでメモ書きができるのはもちろん、ソフトウェアキーボードや手書き文字認識機能による文字入力も可能だ。なお、『PC-T1』はBluetoothに対応しているため、市販のBluetoothキーボードを使用することもできる。
内蔵ソフトウェアとして、「スーパー大辞林3.0」や「ジーニアス英和辞典 第4版(NetWalker版)」など、12種類の辞書が収録されている。さらに、NetWalker専用の電子書籍販売サイト「NetWalkerライブラリー」より、専門書をはじめ語学辞書やビジネス書など、約25,000冊の電子ブックを購入することができる。
本体サイズは、W150.0mm×D90.0mm×H18.0~21.3mmで、重量は約280gだ。内蔵のリチウムイン充電池で、約6時間使用することができる。なお、価格はオープンとなっている。
Editor's eyes
あえてキーボードを採用しないことで、コンパクトにまとめられた『PC-T1』は、モバイルに最適化されたPDAと言える。かといって機能が削られているわけではなく、その気になればゼロからビジネスドキュメントを作成することができる高性能ツールなのだ。
シャープ株式会社詳細ページ